会計・税務
取引手段について
2023/8/03 14:24
匿名 さん
フリーランスとして、やよいの青色申告オンラインを使用して帳簿をつけています(確定申告の際には10万円の控除があります)。 個人用と事業用の口座は分けていますが、一定の収入が入ると事業用のお金を個人用の口座に移しています。そのため、口座は分けていても最終的にはお金は一緒になります。 経費で物を購入する際、現金を使用することもあります。この場合、取引手段は【事業主借】なのか【現金(個人)】なのか、どちらを選択すべきでしょうか? また、個人用の口座から経費として物を購入した場合、これを【事業主借】で記録するのは正しい方法でしょうか?
2023/9/01 09:12
住田 誠一 税理士
東京都
取引手段の選択に関して、個人事業主としての経費処理について説明します。 ①事業用口座からの支出: 事業用の口座から支出した場合、これを【事業主借】として記録するのが適切です。これは事業資産にお金を支払ったという意味です。事業用のお金を使って事業経費を賄ったことを明確に示します。 ②個人用口座からの支出: 個人用の口座から経費として物を購入した場合、これを【事業主借】ではなく【現金(個人)】として記録するべきです。個人の資金から支出したことを示します。 最終的にお金が一緒になる状況であっても、取引の明確な区別を行うことが重要です。確定申告時には、経費処理が正確であることが税務上の重要な要素となります。したがって、取引手段の選択は取引の性質に合わせて行うべきです。 ただし、【現金(個人)】として記録する場合、個人としての支出として扱われ、経費として認識されないことに留意してください。経費として認識されるには、事業用口座から支出した場合の【事業主借】のほうが適しています。
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