専業主婦がフリーランスになるにあたり、経費や届出について

質問①専業主婦でフリーランスになる場合は必要な届出があるか？ →はい、専業主婦がフリーランスとして活動を開始する場合、いくつかの重要な届出が必要です。まず、「開業届」を税務署に提出することが求められます。この届出により、税務署に対してフリーランスとして事業を開始したことを正式に報告します。具体的には、「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出します。これは、事業開始後1ヶ月以内に提出する必要があります。 次に、所得が一定額を超える場合には、「青色申告承認申請書」を提出することも検討してください。青色申告を行うと、65万円の特別控除を受けられるなど、税務上のメリットがあります。この申請書は、原則として事業開始後2ヶ月以内に提出する必要があります。 質問② 仕事用のタブレットやペンを、旦那の名義の通販アカウントで旦那名義のカードで支払った場合、経費として申請できるか？ →経費として申請することは可能ですが、いくつかの条件を満たす必要があります。まず、購入品が事業に直接関連していることが明確であることが重要です。タブレットやペンがイラスト制作に使用されるものであれば、事業関連の経費として認められる可能性が高いです。 しかし、旦那名義の通販アカウントおよびカードで支払った場合、支出があなたの事業活動に直接関わっていることを証明する必要があります。具体的には、領収書や請求書に加え、その購入があなたの事業のために行われたものであるという説明が求められます。例えば、購入後にそれらの品物が実際にどのように使用されたかを記録しておくと良いでしょう。 質問③ 可能な場合の必要な手続きは？ →下記4点を行う必要がございます。 1. 経費の証拠を揃える： * タブレットやペンの購入時に発行された領収書や請求書を保管しておきましょう。 * 旦那名義での購入であることを証明するために、購入明細書やクレジットカードの利用明細も保存しておくことが重要です。 2. 使用実績の記録： * 購入したタブレットやペンが事業用に使用されていることを示すために、使用記録を詳細に記載しておくと良いです。例えば、どのプロジェクトに使用したか、使用頻度などを記録しておきましょう。 3. 事業用口座の開設： * 可能であれば、事業用の銀行口座を開設し、事業関連の収支を分けることで、経費の管理が容易になります。これにより、事業用の支出と家庭用の支出を明確に区別することができます。 4. 青色申告のための帳簿作成： * 青色申告を行う場合、複式簿記による帳簿の作成が求められます。日々の収支を正確に記録し、年度末には貸借対照表や損益計算書を作成する必要があります。

回答した専門家

永島 昌子税理士

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