会計・税務
インボイスについて
2023/9/01 12:21
匿名 さん
小売業を経営しており、税抜きの経理方式を採用しています。これまでの消費税計算は、最終的な売上レシートで行っており、単純に一日の税込み売上から消費税を計算していました。しかし、この方法では消費税の計算が正確でないことがあります(切り捨てによる誤差が発生)。 インボイス制度が導入されると、この方式を継続して利用しても問題はありませんか? 積立計算と割り戻し計算の違いについても教えていただけると助かります。よろしくお願いします。
2023/9/22 08:24
木戸 新次郎 税理士
東京都
インボイス制度に移行する場合、従来の売上レシートからの消費税計算方式を継続して利用しても問題はありません。ただし、インボイス制度では積み立て方式(前払い方式)と割り戻し方式(後払い方式)の2つの方法が選択できます。それぞれの違いについて説明します。 ■積み立て方式(前払い方式) ・この方式では、商品やサービスを提供する前に、消費税を事前に請求し、受け取ります。具体的には、請求書に消費税を含めて請求し、支払いを受けた時点で消費税を収めます。 ・顧客から受け取った消費税は、期末に税務当局に納税します。 ■割り戻し方式(後払い方式) ・この方式では、商品やサービスを提供した後に、実際の売上額に基づいて消費税を計算し、請求します。顧客は商品の代金と消費税を後で支払います。 ・顧客から受け取った消費税を期末に税務当局に納税します。 両方の方式は、正確な消費税計算を確保できる方法です。従来の方法が正確でない場合、割り戻し方式(後払い方式)を採用することで、実際の売上に基づいて正確な消費税を計算できます。積み立て方式と割り戻し方式のどちらを選択するかは、経営のニーズや事業の性質によります。 ただし、インボイス制度に移行する場合、法的な要件を遵守し、請求書(インボイス)の発行と消費税の納税について、税務当局の指針に従うことが重要です。税務署や税理士と協力し、正確な方法で計算と記録を行うことが大切です。
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