会計・税務
役員借入の清算について
2023/8/17 08:04
匿名 さん
法人の役員と個人事業主の両方を兼務しています。 法人側が資金不足になり、個人事業主の銀行口座から何度か役員借入を行いました(個人事業主の帳簿では「事業主貸」で記録)。 現在、事業が安定してきたため、個人事業主の銀行口座に戻すことにしました。 この際、個人事業主の帳簿に記録する仕訳は、「事業主借」で処理すべきでしょうか?それとも「雑収入」として処理すべきでしょうか?
2023/8/31 18:20
木戸 新次郎 税理士
東京都
個人事業主としての借入金の取り扱いについて、以下のポイントに留意する必要があります。 ①個人事業主としての取引: 個人事業主としての経済活動に関連する資金の出し入れは、通常は「事業主借」として記録されます。これにより、借入金と返済が明確に記録され、後で確定申告や帳簿の整合性を保つのに役立ちます。 ②法人との取引: 個人事業主と法人の取引において、資金の出し入れが行われた場合、それは法人の資金繰りに関連するものです。この取引は法人の帳簿で適切に処理されるべきであり、個人事業主の帳簿には影響を与えないでしょう。個人事業主の帳簿に法人の取引を混ぜるべきではありません。 ③「雑収入」の使用: 「雑収入」として記録するのは適切ではありません。雑収入は、通常、事業とは直接関係のない収入に対して使用される科目です。法人との取引に起因する資金の出し入れは、明確に事業主借/事業主貸として記録されるべきです。 したがって、法人から個人事業主の銀行口座に戻す場合、個人事業主の帳簿では「事業主借」として処理することが適切です。このように記録を保持することで、後で帳簿の整合性を維持し、確定申告においても正確な情報を提供できます。
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