会計・税務

委託先での販売価格について

2023/9/16 15:07
匿名 さん
設定無しユーザ画像

私はハンドメイド作家として、いくつかの店舗に委託販売を行っています。最近、委託先から次のような連絡がありました。 "会社経営ではなくなるため、消費税は取らないことになりました。次回からの納品は価格は消費税をつけないでお願いします。" 初めはこの要望に従い、税抜価格での販売を了承しました。しかし、他の委託先ではすべて税込価格で販売していることが分かり、疑念が生まれています。 私は資材仕入れの際には消費税を支払っており、インボイス制度も始まるため、今後は税込価格で販売したいと考えています。この変更には問題はないでしょうか? さらに、委託先が会社経営ではないからといって、私がその要望に合わせる必要があるのでしょうか?

Facebook
Twitter
2023/9/26 19:20
ユーザ画像
住田 誠一 税理士
location_on 東京都

委託先での販売価格に関するご質問について、以下に回答いたします。 まず、消費税に関する基本的な原則を理解すると良いでしょう。消費税は一般的に、販売価格に含まれ、消費者に転嫁されます。つまり、商品やサービスを提供する事業者は、消費税を商品価格に上乗せし、消費者から徴収し、税務当局に納税します。 具体的にご質問の状況を考えますと、委託先からの要望で税抜価格での販売を行うことは、法的には可能です。ただし、これは販売価格に消費税を含めず、消費者には別途消費税がかかることを意味します。消費者が最終的に支払う金額は、商品の税抜価格に消費税を加算したものになります。インボイス制度が導入されると、事業者間での消費税の請求と支払いがスムーズに行えるようになります。 しかし、一般的な取引慣行や消費者の期待に合わせて、税込価格で販売することも多いです。消費者は価格を明示され、最終的な支払いが予測しやすい税込価格を好むことがあります。そのため、委託先が税抜価格を要求しても、税込価格で販売することは特に問題ありません。 最終的な価格設定は、貴社のビジネス戦略や委託先との関係、消費者とのコミュニケーションに基づいて決定すべきです。委託先が税抜価格を求める理由は、その事業者の会計処理や消費税の取り扱いに関連している可能性があります。しかし、貴社が税込価格で販売することで、消費者にとってわかりやすい価格設定ができることを検討する価値はあると言えます。 最終的に、貴社が税抜価格または税込価格で販売するかどうかは、ビジネス戦略や消費者とのコミュニケーションに基づいて決定すべきです。また、法的な規制や契約条件がある場合は、それらを遵守することも重要です。

資金調達、専門家探しのご相談を

Google

簡単30秒今すぐ問い合わせる

地域を選択してください
必須
どの市区町村でお探しですか
任意

起業開業ガイド by タチアゲ