会計・税務
業務委託報酬の消費税について
2023/9/12 23:50
匿名 さん
私は個人事業主として美容室を経営しています。最近、業務委託契約で一緒に働きたいという申し出がありました。この場合、報酬にかかる消費税について、どのように取り扱うべきでしょうか? 具体的な報酬は、売上の50%という形で考えています。ここで疑問なのは、税込みの売上の50%を報酬とするか、税抜きの売上の50%を報酬とするか、どちらが有利であるかということです。どちらを選ぶと、私にとってメリットやデメリットがあるのでしょうか? また、前年には売上が1000万円以上あったため、来年からは課税所得者となる予定です。この事も考慮に入れてアドバイスをお願いします。
2023/9/22 16:52
井本 哲二
京都府
業務委託契約における報酬の消費税について、以下のポイントを考慮して適切な取り扱いを決定することが重要です。 ①税抜きか税込みか 業務委託契約において、報酬が税抜きの売上の50%という形で取り決めるか、税込みの売上の50%とするかは、両当事者の合意次第です。ただし、取引先である業務委託の個人事業主もしくは法人が消費税をどのように扱うかが影響します。具体的には、以下の点を考慮します: 【税抜き報酬】 報酬が税抜きで支払われる場合、受け取る側(委託先)が消費税を後で計算し、納税する必要があります。逆に、報酬は税抜きのままで、消費税は報酬支払いの際に別途支払われます。報酬は純粋な収入として計上されます。 【税込み報酬】 報酬が税込みで支払われる場合、業務委託契約を結んだ個人事業主(もしくは法人)が消費税を負担します。委託先(あなた)は報酬を税込みで受け取りますが、消費税分は報酬に含まれています。報酬は消費税分を含む金額ですが、支払われた消費税は後で納税されます。 ②個人事業主と法人の違い 報酬を受け取る業務委託の相手が個人事業主か法人かによって、消費税の取り扱いが異なります。個人事業主の場合、売上に対して消費税を計算し、納税する必要があります。一方、法人の場合、消費税の支払いは法人が行います。 ③課税所得者としての影響 前年に売上が1000万円以上あるため、来年から課税所得者になる予定である場合、消費税の取り扱いはそのままで、所得税などの税務についても注意が必要です。課税所得者としての義務を果たすことが重要です。 最終的な決定は、業務委託契約の当事者同士で合意し、契約書に明確に記載することが重要です。税務の専門家や法律顧問と相談することをお勧めします。また、契約書には税抜きか税込みか、消費税の取り決め、および税務処理に関する詳細を明記することが肝要です。
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