事業計画書でブログ関連の売上げ予測について

事業計画書の作成において、公庫からの融資を受けるためには、十分な情報と説得力を持つことが重要です。下記に、ブログ関連の売上げ予測だけでなく、記入すべき７つのポイントを示します。 ①ブログの成長戦略とビジョン 融資を受ける目的や将来の展望を記述しましょう。どのようにブログの成長を計画しているのか、新たな取り組みやサービスの提供予定などを示します。 ②ブログの特徴と競争優位性 自身のブログが他とどのように異なるのか、どのような付加価値を提供しているのかを説明します。読者や顧客にどのような価値を提供するかを明確に示しましょう。 ③売上げ予測と根拠 月ごとの予想PV数や売上予測だけでなく、過去数ヶ月から数年間のデータを分析し、過去の実績や成長率、広告・プロモーション施策、読者のニーズなど、成長率や季節変動を考慮して予測を立てます。また、広告やマーケティング施策の効果も見積もり、その根拠となるデータや具体的な戦略を提示します。 ④収益構造とコスト分析 収益源（広告収入、商品販売など）とコスト構造（執筆料、広告費、プラットフォーム利用料、人件費など）を明示し、収益性を示します。収支のバランスを示すことで、持続可能なビジネスモデルをアピールします。 ⑤マーケット分析とターゲット層 ブログの読者や顧客層、マーケットの現状や動向、競合他社などを分析し、自身のブログがどのような読者や顧客に価値を提供するかを詳細に説明します。ターゲット層の年齢、性別、趣味、関心事などを明確にし、なぜ彼らが自身のブログを選ぶ可能性が高いのかを論理的に説明します。競合分析も行い、差別化ポイントを強調しましょう。 ⑥資金の使途と返済計画 融資を受けた資金の具体的な使途と、その効果（売上げ向上、サービス拡充など）を記載します。例えば、広告キャンペーンの実施、専門ライターの雇用、新しいコンテンツの制作など、資金をどのように活用するかを明確に示します。これにより、融資の効果が具体的にイメージできるようになります。また、返済計画や利子の支払いについても説明しましょう。 ⑦リスクと対策 創業や成長にはリスクがつきものです。事業計画書には、どのようなリスクが考えられるかを洗い出し、それに対する具体的な対策を提示しましょう。例えば、広告効果が不十分だった場合の改善策、収益が予測を下回った際のコスト削減策などを列挙します。 公庫に提出する事業計画書は、具体的で現実的な情報を提供することが大切です。数値やデータ、具体的な実績を多く盛り込むことで、計画の信憑性を高め、融資を受ける可能性を向上させることができます。また、必要に応じて専門家のアドバイスを受けつつ、計画書を充実させていくことをおすすめします。

回答した専門家

住田 誠一税理士

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